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少し、意味がちがうんだ。

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猫って……

いや、2週間以上留守にしてたからね。もうちょっと嬉しげなリアクションあるかと思ってましたけど猫ってクールですよね…。
ユキなんか、いつも一緒に寝てたのに、その日私の蒲団にはいっさい寄り付かず…。
マロンにいたっては、おろおろ逃げ惑ったりして、知らない人が家に入って来た時の反応でしたよ…。うそでしょ…毎日あんなに遊んでたのに…あんまりだ。これが犬だったら、おかあさんおかえりーー!!ってちぎれんばかりにしっぽふって飛びついてきそうなものですけど…まあ猫ですし…いいけど…。

というわけで、帰ってきました。
病院では全然熟睡できなかったのですが、やっとぐっすり眠れました。もうお風呂も自由に入れるし…家はいい!!


つづきから、病気の経緯。もしもの時のために、参考になれば…





網膜剥離。ボクシングなどの激しいスポーツで(目を殴られるなどして)なるって聞いたことのある病名でしたが、まさか自分がなるとは思ってもいませんでした。字の通り、目の奥でカメラのフィルムのような働きをする網膜がはがれて、放っておくと失明する病気。こわいですね。別に殴られた覚えもボールが当たった覚えもないけど患う人は患う。

最初、右眼の飛蚊症(ひぶんしょう)が強くなったんです。
飛蚊症というのは、明るいところを見ると目の中に糸くずみたいな小さな異物が見えること。
これはほとんどが生理的なもので、何かの疾患というわけではなく私も昔から見えていたものでした。それが急に、ゴロン、とハエぐらいの大きさのものが見えるようになって。←はいこれアウト。網膜に穴が開いる網膜裂孔だね!すぐ病院に行かなくちゃダメ!!
なんてことは分かるはずもなく、疲れ目かなーぐらいに思って2日経過…。
朝起きると、右眼の視界の左下、ほんの隅っこの方になにか黒い異物が見えるようになっていました。←マジでヤバイ!網膜上方が剥がれてそのカゲが映っているんだよ!今すぐ病院!
なんてことに気付くはずもなく、でもさすがに変だから2日後の休日に病院に行こうと思いました。
で、次の日。なんか左下の黒いものの範囲が大きくなってる気がして、さすがに焦りました。会社休んで病院行こうか、でもただの疲れ目とかだったらひんしゅくだしな。明日休みだし、一日ぐらい我慢しても大丈夫だよね、そうだ、仕事忙しくなかったら早退させてもらうって手もある!
だがしかし。仕事は忙しかったのです。病院に行きたいと言い出せず夕方まで勤務した結果、視界は半分以上黒いものに覆われていました。←あ~あ、剥離が視界の中央以上に進んじゃったよ。ここまで剥がれると殆どの人は元の視力に戻らないよ。なんで早く病院行かなかったの…!
って、このあたりでようやく調べて自分が網膜剥離じゃないかって疑いました。遅すぎ。

翌日、近くの眼科に朝一で駆け込んだら、若くて元気な先生が私の目を機械で覗き込みながら「あら~!あら~!」と溜息まじりに零したあと、「はい、網膜剥離!大手術!」と言われました。ガーン。やっぱりか。しかも「大手術」って2回も言ったんだぜ…ビビるわ…。
その足ですぐ大きな病院へ行ってその日のうちに入院、手術となりました。

わからなかったとは言え、最初のハエが見えた時点ですぐ病院に行っていたら、日帰りレーザー手術で済み、視力が落ちることもなかったはずなんです。一度でも、誰か経験者の話でも聞いたことがあったなら…そう思いました。実際はほとんどの人は知らないですよね、網膜剥離の兆候なんて。私の周りの人も、急に大きなハエが見える~と言っても、なんだろうねそれ?って反応でしたし。もうひとつ、痛みがないのも油断した要因です。

飛蚊症で、普段見えている糸くずのようなものが急に増えたり黒くなったりしたとか、あとそれとはべつに稲妻のような光が時折見えると言う症状もあるらしく、そんなことを周りの人が口走ったら、すぐさま病院に行くように勧めてください。もちろん自分にそういう症状が現れたら、迷わず仕事休んで眼科へGOです。どの病気にも言えますが、この病気も発見が早ければ早いほど良いです。網膜剥離の進行って驚くほど早いです。若い人より、特に中高年。もう眼の機能も色々、老化が進んでますし。実際、同じ病気で入院していた人たちはみんな私より年上で、50~60代の人でした。

現在私の右眼の視力は、元の視力の十分の一ほどしかありません。色も少し変だし、まっすぐな直線は歪んで見えます。2,3か月かけてゆっくり回復していく人が多いらしいのですが、回復しない人も中にはいるとのことで、今とても不安。ああ、あの時すぐに病院に行っていれば…という後悔が消えません。
あっ、もうひとつ大事な、原因についてですが、パソコンの見過ぎとか、ゲームのし過ぎとか、コンタクト歴が長すぎとか、そういうことはないそうです!(これにはホッとした笑)私の場合は近視が原因だそうで。近視の人が全員なるわけではないですが、因果関係は確かなようです。

長々と書きましたが、「そういえばこんな話をどっかで見たな」と頭の片隅にでも置いといていただいて、もしもの時に役立つことがあれば幸いです。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます^^

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