Hollow 後半 FF7リメイク 2020年05月17日 前の記事からのつづき。後半は割と歌詞どおりに解釈できるので、考察するほどじゃないんですが、一応補完の意味合いで書いてみる。クラウドがエアリスを思っての心情かと想像しています。念のため、私はエアリスに対するクラウドの感情に親愛以上のもの(恋愛感情)はないと思っているので、それを前提に。今一度書いておくと・クラウドはライフストリームを漂い中・エアリスは離脱したあと「笑顔には隠された 秘密があったね」エアリスはいつも明るく笑顔でふるまっていたけど、内に抱えるものはたくさんあった。セトラとしての孤独、彼女の本質を理解するものの少なさ、それに、失った恋。それらを人に語ることはなかったと思う。一度少しだけ、孤独な胸の内をクラウドに吐露する場面がオリジナルであったが、「俺たちがいるだろ」と励ましを受けても、この世にたった一人のセトラという孤独が消えることもなく、また気持ちが軽くなった様子もなかったように見えた。また、リメイクでは輪を掛けて謎めいてもいる。今回のエアリスは秘密だらけだ。まあそういう設定になっているんだけど。…今回もまた、皆に内緒で一人で行ってしまうのだろうか。「でも俺は空っぽで 求めてばかりで」クラウドは偽人格のままでしかエアリスと接していない。今作のエアリスは特に、皆の導き手のような役割を担っているが、時折不安定になるクラウドは彼女にそういう役割を人一倍求めてしまっていたのかもしれない。「もう一度頼むよ 笑顔を見せて」エアリスはもう笑わない…頼むから、笑顔見せて。クラウドの深い悲しみがうかがえる。…なんかもうつらい。「もう一度今度こそ 涙の跡に気づいてみせる」もう一度やり直せたら今度こそ、エアリスが秘めていた孤独や悲しみ、決意に気づいて、一人で行かせたりしない。「ああわかるよ あなたはいない」今更どんなに願っても、後悔しても、エアリスはもういない。取り戻せないことは分かってる。…ほんとつらい。「でも俺は叫び続ける 空っぽだから」叫ぶ→慟哭か。ライフストリームで空っぽのクラウドが、エアリスの死に対する悲しみと後悔で泣いているように思える。空っぽだから、ただ嘆き悲しむことしかできないクラウドが、痛ましい。と、こんな感じかな。今のところ、こういう解釈で私の中では落ち着いたけど、こういうのって人それぞれ何通りも解釈できるよね。たぶん作り手としてはそれでいいんだろうな。だから野島さんからの説明はこの先もないような気がするな~。その分、リメイクでは次回作以降も、分かりやすいもの、クラウドに寄り添えるFF7をお願いしたいです。 PR