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少し、意味がちがうんだ。

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Hollow

ちょっとまって。見方が変わって来たよ。
歌詞の初見ではクラ→エアソングなん?と思ったんだけど。「癒され」「気付くのが早ければ」特に「あなたはいない」ってとこで。抱きしめられたかいとか離しはしないとかは、エアリス相手でもそうじゃなくてもなんかクラウドらしくないって違和感あったけど、野島さんだからわかんないな~まあいいや。ってとりあえず自己解決してたんだけど…。
それからけっこう時間も経って、何周もプレイして、開発者インタビュー読み直したり、関連書籍読み直したりして、今日アルマニに載ってる歌詞を何気なく眺てたら…あれっ前半の歌詞、やっぱティファじゃね?ってなりました。
そう思ったら、俄然考察意欲が湧いてきた。ゲンキンw
もうとっくに広まってる解釈が巷にあったら恥ずかしいんだけど。
以下、私なりの解釈。



まず作曲の植松さんが「何もないところにクラウドがいて雨が降ってるイメージ」と言ってたのでこの曲は歌詞も含めてクラウド視点で間違いない。
と同時に、クラウドが寂しい場所にぽつんと一人でいる、つまり「孤独」な状態の彼だと連想される。この歌詞のクラウドが果たしていつの、どんな状態の彼なのかというのも結構重要な気がしていて、一つは「孤独」であることと考えます。
また「浮かれてた?そうかもな。何も知らずに」「気付くのが早ければ」という歌詞から、偽りの自分を演じていたことにはもう気付いている時期。更に「でも俺は叫び続ける。空っぽだから」から、今もまだ空っぽの状態。
まとめると。
1 クラウドは孤独(ひとりぼっち)な状態
2 偽人格だったことを知ったあと
3 今も本来の人格を取り戻していない

以上の3点から、自我が崩壊し、ひとりライフストリームを漂っている時のクラウド、と想定することができる。

クラウドの本来の自我が、七番街でティファに会い動き始めた時間からこれまでのことを振り返っている歌詞なのではないか、と思った。
また、あくまでもテーマソングなのだから、ティファへの想いだけに始終するとは思えないので、後半の歌詞はエアリスのことじゃないかと解釈してます。

上記の仮定を前提として、歌詞を振り返ってみる。
ただしクラティ脳なので、願望が含まれてしまうのはご容赦。
なお、前半部分は今作の中で起こったことをベースに、後半は今作ではまだ描かれていないエアリス離脱後をベースとして考察している。なぜかって、それが一番自分の中でしっくりきたから。



「漂い流れて迷った時でも あなたの輝く笑顔が導く」
漂い流れて七番街にたどり着いてから、クラウドの物語が始まる。「導く」はティファの存在がクラウドの記憶に強く残っていたからこそ偽人格を形成するに至ったという事実のほかに、部屋を用意してくれたり、人との縁の大切さを教えてくれたりと、生まれたばかりの偽人格クラウドを、あなた(ティファ)が笑顔で導いてくれた、という意味も含んでいると思う。

「傷付き倒れて打ちひしがれても」
今作で打ちひしがれるほどの闘いといえばプレート崩壊の時のことだと思う。ジェシー、ビックスとの辛い別れがあり(ビックス生きてたけど)プレート崩壊を阻止できず、何もかも潰されてしまった。更に、流れ的に次の↓解釈にも結び付く。

「あなたに触れたらすべては癒され」
決意イベントでティファを抱きしめた時だと思う。他に手つなぎや触れ合いは数々あったが、癒されたのは我々の方であって(笑)本人たちは闘いのさなかに身を置いているので。腕の中のティファに「クラウド」と呼ばれ「ん?」と返事をする寸前のクラウドの、穏やかな表情を見るにつけ、この触れ合いが彼にとって癒しであったことは間違いない。

「浮かれてた?そうかもな。何も知らずに」
元ソルジャークラス1st と名乗るクラウドはすごい自慢げだった。特にレノ戦ではクラスを聞かれて「ファァ――ストだ」ってやけに威張ってた。ソルジャーになったら、と約束をしたティファに理想の自分で再会できたことにも浮かれていたと思う。幻想の自分だと知らずに。

「気づくのが早ければ 抱きしめられたかい?」
「気付くのが早ければ」は直前の歌詞「何も知らずに」からの繋がりで、自分の真実にもっと早く気付いていれば、という意味と捉えられる。
ではその真実に気付いた時、抱きしめたいのは誰か。クラウドに疑念を抱いて不安になっていたティファだ。
この、抱きしめられたかい?は、初めて聞いた時、本編のクラウドらしくないセリフだという印象を持った。でも、決意イベでティファを抱きしめることが出来た彼ならば違和感がない。
「自分の真実に早く気付いていたら、不安になっていたティファをあの時みたいに抱きしめられたかな」と言うとしっくりくる。
ちなみに、決意イベでティファを一度抱きしめたからこれはティファ宛ての感情じゃない、なんてのは、ナンセンス。大事な人が不安になっていたら何度でも抱きしめたいのが普通。特に今作のクラウドを見ているとそう思う。

「もう一度輝け 一度でいい 見つけるから」
輝け→冒頭の、クラウドを導いてくれた輝く笑顔。もう一度ティファに会えたら(導いてくれたら)今度は必ず(一度でいい、と言うところに、必ず、という強い意志を感じる)本当の自分を見つけるから。
「見つける」とは、ティファの導きでその後見つけることが出来た本来の自我のことを指すのではないかと思う。ライフストリームイベント。
繰り返すが、歌詞のクラウドはまだそのイベント前の彼だという前提で考察している。念のため。

「もう一度笑って」
直前の歌詞から繋がる。本来の自分を見つけたら、もう一度ティファの笑顔を見たい。本来の自分に笑顔を向けてほしい。

「今度は離しはしない」
「今度は」ということは前に離してしまったことがあるからか、とも取れる。
決意イベでは力を入れ過ぎて苦しい、からの慌てて離すという流れだったが、その時のクラウドの、しまった、失敗した、というような表情が思い出される。
その場面とこの歌詞「今度は離しはしない」が頭の中でカチッと繋がってしまったので、これはクラ→ティでは、と思った次第なのだが…。
ただ、オリジナル版を思い起こせば、次回作以降にクラウドとティファが離れるシチュエーションが盛り込まれる可能性は高いので、この考察はちょっと説得力に欠ける気がする。

なおフィルターを通さなければ、クラウドが取り戻した自我を今度は離しはしない、と言っているようにも取れるが、もう一度笑って、からの離しはしない、なので、やっぱクラ→ティぽい。

以上、前半終了!

読み返してもやっぱクラティ脳だな。でももう完全に脳が侵されてるからどうにもできない。あと気にかかるのが、プレイ条件で発生の有無が分かれる決意イベントを考察に盛り込んでいいのか、という点。
…としばし考えていたら、オリジナル版でも全選択肢シーンが普通に考察の対象にされてたことを思い出した。じゃあOKですねよし。

さて大分長くなったので、ここでいったん切ります。
後半パートはこの次に。



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