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少し、意味がちがうんだ。

ボイス収録台本その10

17日、20日に返信不要でメッセージ送ってくださった方々、受け取ってます。
大変嬉しいメッセージをありがとうございました!
すっごく励みになったし元気が出ました!

台本感想、ちょっと日が開いてしまいました。
せっかく鳥山さんからヒントが出たので、エアリスイベのあのセリフの考察をしてみようと思ったんです。
しかし、超難産で…笑

考察というよりほぼ妄想。あ、いつもですね笑
だけどすっごく一生懸命考えたので…書いておこうと思いました。

興味ある方のみ、つづきからどうぞ。
注意事項、エア→クラ前提で書いています。あと長い。
(バレットイベの感想もちょっとだけあります)






・バレットの想い
 エアリスの家 分岐② バレットイベント

「そういや、一度ティファに手を出そうとして」
クラウド一瞬「む」となる。

いやほんとこれ。

パッと顔上げて半歩ほど身体の向き変えちゃうからね。こんな分かりやすいクラウドをバレットイベントにぶっこんでくるスタッフ抜かりねえっす!!(拍手喝采)

二人はいちゃつきながら並んで歩き

いちゃつきながらwww 
良いよね、このイベントのバレットとクラウド。

バレットはマリンマリン言ってるのが目立つけど仲間のことも想ってる…ちょっとホロっとします。ここで名前出てきたアバランチの仲間は無事でいるのかな。次回作以降にちらっとでも出てきたらいいのにな。ビッグス助けたのがその人たち…とかだったら熱いな!絵が得意なフィンと色男アル、ジェシーと姉妹みたいなネリー。名前覚えとこう。


・エアリスが見せる夢
 エアリスの家 分岐③ エアリスイベント

このシーンは本当にエアリスの言葉が謎すぎて、誰か訳してくれ!と思ってたんですが、必死で考えてみました。もうハゲそうなぐらいめちゃくちゃ考えた。

まずエアリスの謎セリフ
「クラウドと会えてうれしかった。かけてくれた言葉ひとつひとつ。してくれたことひとつひとつ。全部うれしかった。一緒にいられて楽しかった。でも…」
「でもね、好きにならないで。もしそうなっても気のせいだよ」

鳥山さんのふわっと解説
・何らかの意識がライフストリームに作用して出現した”もっとも未来の記憶に近いエアリス”
・自分自身に言い聞かせている部分もあるかと思います。
・本当の心とは裏腹な想いがこもっているのかもしれません。


このエアリスが未来のエアリスなのは確定しました。
では未来のどの地点のエアリスなのか?

個人的には、小説On the Way~のライフストリーム編whiteのエアリス、と仮定して話を進めます。一番の決め手は、この小説の中のエアリスが「クラウドに伝えたいことがたくさんあった」と思っている描写があるからです。

順を追って整理していきます。

まず、多くの人が感じていたとおり、生前ではないだろう、と。小説エアリスの軌跡でも、こういうことは狙ってもできないとエアリス自身が言っていましたし。
そして、過去へのアクセスという離れ業。ライフストリームの中で意識だけの存在になったからこそ可能だったんじゃないでしょうか。

ここでライフストリーム小説の一部の内容をざっくり振り返ります。
・地上に迫っている危機をクラウドに知らせる方法を考えていた
・クラウドに伝えられなかった思いの数々が鮮明に蘇った
・伝えたいことがたくさんあった
・しかし何をどう伝えるべきかわからず悩む
・まずクラウドに会ってからどうするか考えようと思った

この時の知らせたい危機とはライフストリームにいるセフィロスの企みのこと。
でも、それを伝えたような描写はACの映像内にも小説にもありません。またACのクラウドの様子から考えて、それ以前にエアリスから何かしらメッセージを受け取っていたとも思えません。
じゃあなぜ伝えられなかったのでしょう?
前述したように、whiteエアリスがこの時アクセスしたのは、過去のクラウド(Rのエアリスイベント)だったから。と、考えています。

今そこにある危機を伝えるのに、なぜに過去にアクセス?と思いますよね。
その理由として考えられるのは、小説エアリスの軌跡にあった、土地の影響という説明。エアリスの家がある土地は他と違う、イファルナも同じ方法で会いに来たんだと思う、とエアリスが語っています。時空を超越したライフストリーム内でエアリスがクラウドへと思いを馳せた結果、クラウドがエアリスの家にいて、しかも眠っている状態であったあの時に、ちょうどチャンネルが合ったのでは?と考えることができます。
思いを伝えることのほかに、危機を知らせるという目的があったエアリスにとっては、たぶん不本意なタイミングだったのかもしれません。だけど「知らせる方法を考えていた」とありましたから、自在にコントロールできるものではなかったのだと思います。
そして、あの時間軸のクラウドに星痕にまつわる危機を伝えても意味がなく、「伝えられなかった思い」の方だけを伝えたのがRのエアリスイベントだったのでは、と思った次第です。

ちなみに小説ライフストリーム編は大変余白のある掌編であるがゆえに、その余白部分を個人の想像で埋めることが比較的容易だったりします。好き勝手に妄想しております。

あと、ふわっとした「何らかの意識がライフストリームに作用して」の部分は「クラウドに思いを伝えたいというエアリスの願いがライフストリームに作用して」と訳してみました。

長々と書いてきましたが、まとめます。

・エアリスイベントのエアリスは、星に還ったあとのwhiteエアリス。
・クラウドに地上の危機と自らの思いを伝えたくてアクセスしたがチャンネルが合ったのが過去のあのタイミングだった。
・未来の危機を伝えても混乱させるだけなので思いだけを伝えた。

まあ…あの…こんな予想もあるかもね、ぐらいに受け止めて下さいね…。

余談
エアリスの霊界通信(語弊)は土地以外に受け取る側にも条件がありそうですよね。ACクラウドはエアリスの家ほどじゃなくても通信しやすそうな教会で一時寝泊まりしてたから、タイミング的には最適だったと思うけど、きっとクラウドの精神状態がアレなせいで届かなかったのかも、なんて思いました。でもやっぱりエアリスの家が最強パワースポットなんだろうな。



次に最も謎が深い「でもね、好きにならないで。もしそうなっても気のせいだよ」の意味について考えていきます。

「でも」で繋がっている前の言葉を今一度確認してみます。

「クラウドと会えてうれしかった。かけてくれた言葉ひとつひとつ。してくれたことひとつひとつ。全部うれしかった。一緒にいられて楽しかった」

エアリスがクラウドに伝えたかった思い。
結構な熱量のセリフです。ひとつひとつ、全部、うれしかった、楽しかった。
これって、ほぼ告白じゃない?私にはそう聞こえます。ああ、これ一つにまとめたら「好きでした」って言葉に集約できるな、と。

「でもね、好きにならないで」

これね、言葉通りの意味じゃないから「??」となったんですが。

・自分自身に言い聞かせている部分もあるかと思います。
・本当の心とは裏腹な想いがこもっているのかもしれません。

この二つを素直に受け取ってエアリスの心情を想像してみます。

「私はいなくなってしまうから、クラウドを好きになっちゃいけなかった。だけど一緒にいると嬉しくて、私のことを好きになってくれたらいいなって、正直、思ってた。もし、クラウドが少しでも私のことを好きになってくれたとしても、本当のクラウドの気持ちじゃないかもしれないよね。本当のクラウドに、私は会えなかったんだから」

こうですか?あれ?二次創作かな?
うーん妄想力はたくましいけど想像力の限界を感じる。

とにかく考えれば考えるほど切ないセリフになってしまいます。ぐっと来るってこういうことですか野島さん。クラウドを好きになったことも、好きになってもらうことも、すべて諦めるしかなかった。そんな、もうどうしようもないような切なさ。
エアリスはザックスと死に別れ、そして今度はクラウドとも、自分が亡くなるという形で別れなければならなかった。なんて哀しいの。喪失もFF7のテーマ、とプラスにありましたが、本当にね…まさに、最大の喪失であるエアリスの死がこの物語の肝なんだよなあとしみじみ思います。
そして、喪失の痛みを乗り越えて生きていくクラウドを、コンピ作品で知ることができたんだからFF7って最高だし、そのコンピも含めた集大成のようなリメイクを届けてくれる公式最高。

エアリスイベントを通してFF7愛を再確認するというちょっとずれた着地になりましたが、終わります。





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