ティファ編のあとエアリス編、そのあとプラスの感想も書きたい。
のに、カメの歩みすぎていつ終わるんだろう。せめて冬が来る前に書き終わりたい笑
ティファ編小説感想のつづきです。
ティファ17歳
・誕生日をジェシー達とその他大勢に祝ってもらう。
・星命学に初めて触れる。プレッシャーからの解放。
・アバランチ狩り。ジェシーが逃げ込んでくる。その後消息不明。
・神羅兵の死。戦うことの覚悟。ここから出なければならないと強い気持ちが生まれる。
・借金の返済先がマンソンだと知る。
・あと2年で自分の人生を取り戻す。
17歳の誕生日は一人ぼっちじゃなくて良かった!お誕生日会ってわけじゃないけど、祝福の拍手、嬉しいよね。体の向きを変えながらぺこぺこお辞儀するティファが可愛い。バレットがセブンスヘブンの客を追い出してティファがぺこぺこする本編のシーンを思い出しました。
「君は孤独じゃない」
ジェシー、こんなに優しい子だったのね…。パパの命は星とともにある~のくだりは、自分と重ねている部分もあるのかな。この小説でジェシーの株爆上がりなんだけど!誘われた先が星命学の上映会だった時は「やっぱり仲間に引き入れるのが目的…?」ってちょっとだけ思ってしまったんだけど、ごめん、ジェシー。そうじゃなかった。アバランチであることや住んでいる所を明かさなかったのは、ティファを巻き込まないためだもんね。アバランチ狩りでティファの家に逃げて来た時も「ごめん、ほんとごめん」「頼るつもりはなかったのに」って言ってるもんね。最初はティファのあまりの境遇に同情もあったと思うけど、友情もしっかり育ったんだよね。
う~ん、二人のこんな関係を知ると、リメイクでのジェシーの「あの人」呼びの違和感が増すなあ。違和感というか、距離を感じて残念な気持ち。
「日々の生活に追われて忘れてしまった時、大きな声で笑ってしまったりしたときにふと浮かぶ罪悪感」
ニブル事件のこと、亡くなった父親や村人のこと、一瞬でも忘れたら罪だって思っちゃうのって…ティファの罪悪感がとんでもなく自罰的…。
根底に強くあるのは神羅やセフィロスに対する憎しみよりも、自分だけ生き残ってしまった罪悪感なんじゃないかなって思いました。あーこれって、本編エンディング後のティファと被りますね。AC小説ティファ編でも「時折笑っている自分がとても罪深い存在に思えた」とありましたっけね…ティファ…。10代でこんな罪悪感を抱えた子が、この後も更に大きな罪悪感を抱えてしまうんだな…つらい。クラウドもバレットもだけど、それぞれ一生消えない罪悪感を抱えながら生きていく人生なんですよね。頼むからみんな幸せに生きてくれ…。
この時は星命学の教えがティファの支えになったようで良かった。すべては星とともにある。一人で抱え込まなくていい。レッドが「解釈は色々だ、私のとは違う」って言うけど、自分の心が救われるような解釈をすればいいと思う。
神羅兵の少年。ティファのおっpに何しやがる!!と思ったけど死んでしまったか…。でもあそこで門番がやらなければティファの身が危険だった。まあティファが何もしなければ神羅兵も死ななかったんだろうけど…いや、そもそもティファにけしからんことをした神羅兵の自業自得だ!とギャラリーの私は思うんだけど、ティファが自分を責めるのも無理はない。戦うことには相応の代償が伴うと実感した出来事でもあったわけですが…。はぁ…何度も思うけど10代の女の子なのにハードすぎるだろ色々と…。
でもこれがきっかけでここから出なければ、と強い気持ちが生まれたんですね。なんというか、ティファはまっすぐだ。
さあラケスの屑っぷりが見えてまいりました。「ウォールマーケットで…」のセリフ、ドン引きしたわ。
あと2年で。「決意したら、私は強いの」うんうん、そうだね。まっすぐで芯が強くて。そんなティファが眩しい。
好きなのは静かで安定した暮らし。うんうん、やっぱ堅実なんだよね。良い奥さんになるタイプ。それにしてもレッドとのやりとりは非常に和みますね。
18歳
・七番街。マーレさんとの再会。2年ぶり。
・お店の名前はセブンスヘブン。店主はモンティさん。
・毎週水曜日、セブンスヘブンを手伝うことになる。
・バレット・マリンとの出会い。
・バレットがミッドガルに来たのは1年前。
・ティファの変顔くそかわ。
・モンティさん亡くなる。
・セブンスヘブンが人手に渡るかも。支払いを肩代わりする決意。
・ジェシーとの再会。二人のピンチにヒーローバレットかっこよく登場。
・バレット、アバランチ七番街支部リーダーに就任。ティファも加入?
・おっちゃんがマンソンだった。
・医療費水増し請求で搾取されていた。実際の医療費は三分の一。
・ティファ、晴れて自由の身!
さあさあティファの人生が動き出しました!転機を迎えた18歳!
「18歳おめでとう」の青年。いいな~ティファと写真。
ジェーシーたちのことを聞くのに調子を合わせて会話する場面。ティファ、大人になったな…ってしみじみした笑 子供の頃からそうなんだけど、聡明さが表れてますね。おかげで情報ゲット!マーレさんとの再会きた!出会いが16歳誕生日の翌週だったから2年ぶり。そしてすぐにバレット&マリンとの出会い。
出会いの順番やきっかけが今までの勝手な想像と全然違ってて新鮮だし、本当に面白かったです。
今までの想像→セブンスヘブンをアジトにしたアバランチがすでにあって、リーダーのバレットとティファが何かのきっかけで出会う。ティファがチンピラに絡まれてるところを助けるとかそういうの。ティファの境遇を知ったバレットが保護する形でセブンスヘブンに連れてくる。
これ割と皆さん似たような想像してたんじゃないかと思うんですけどどうですか。でも実際は路頭に迷ってる状態のバレット親子をティファ(とマーレさん)が保護するっていう、まさかの逆パターンでほんと面白い。こういう新たな驚きが満載で、期待以上に楽しませてもらって本当に感謝です。
ティファがセブンスヘブンで働くことに楽しさや希望を見い出すの、嬉しくなりました。でもモンティさんが亡くなってそのセブンスヘブンが人手に渡りそうに…!泣かないでマリーーン!
「私、お金持ってます」
女神現る…ッ!!!
自由になるためにこつこつ貯めて来たお金だけど、使いどころはここでしたね。マリンのためでもあるし自分のためでもある。バレット親子にとってティファはもはや恩人では。
「俺はやるぜ」なバレットやっぱいいね。猪突猛進型で危なっかしいところもあるけど、ついていこうって思えます。人数増えて爆発しちゃうあたりリーダーの資質はそうでもなさそうだけどwなんだかんだでジェシーも説得されて新生アバランチ誕生。ティファもこのあと八番街から七番街に移っただろうから、すぐ加入した感じなのかな。しばらくはセブンスヘブンの経営に専念したのかも。お店で働くの、楽しみにしてたもんね。
おっちゃんがマンソンだとは気づかなかった。グルかあ。器量よしで真面目で頑張り屋で仕事が出来て相棒としては申し分ないティファを手放したくない気持ちは分りますけども…。
ラケスはティファが入れたパンチと蹴りのあとでロープでぐるぐる巻きにしてプレートから逆さ吊りの刑に処したい。賭け事をやめてまっとうに暮らせよ…。
お人好し→気の良い人。人を疑わず、信じやすく騙されやすい人。
マーレさんが言うように押しに弱く周囲に合わせがちなティファはまさにお人好しタイプですね。バレット親子を放っておけなかったことも。負けん気の強さや芯の強さも持ってるけど、人に優しいんですよね。騙されて何年も搾取されていたことやバレットに焼いたお節介を指してティファは自分のことをお人好しと称したんでしょうけど、こういう気質は変わらないと思うな。レッドもそう思ったに違いない(笑)
ところでティファがバレット親子を自分の家に連れて行こうとした時、マーレさんがあっという間に親子の住居確保しちゃってさすがお節介の年季が違うなと思いましたw
負けず嫌いだからお節介でティファに負けるわけにはいかないなんて言って、お節介焼いたのは厄介ごとの匂いがするバレットに、じゃなくて、ティファにですよね~マーレさん。
ザンガン師匠にちょっと怒ってるティファ…ん?これ本編の時もそう?ちょっと記憶がないんですがどうだっけ。命の恩人ではあるけど、詐欺医者の所に預けたまま放ったらかしにされたらそりゃちょっと怒りたくもなるよね。格闘術も師匠に巻いてもらった革紐も支えにしてきただけに。
ザンガンは小説内では少なくともティファの退院後に1度は会いにきたっぽいですよね。ラケスが何と言って妨害したのか分からないけど、それでも探そうとはしなかったのかなあ。だって心配でしょうよ~。自分が命を助けた愛弟子だよ~独りぼっちになってしまった15歳の女の子だよ~師匠~探してくれたんだよねえ!?ティファの方は会いたくても師匠を探す当ても自由もなかったんだしさあ!あ、でもラケスが「ティファは事件のことを思い出したくないから師匠にはもう会いたくないそうです」なんて言ってたら探すのためらうかも……うん、まあ妄想です。
リメイクでは師匠との再会なんてないですよねぇ…見たいけど。
ニブルヘイムで見つける師匠の手紙が楽しみだ…小説のこの辺を加味した内容になってたら嬉しいんだけど。なーんて、設定が結構増えていくからあれもこれも見たい知りたいとこちらも欲張りになってしまいますね。でも楽しいな!Ⅶの世界の色んなことが深堀りされてほんっと楽しい!
ティファの過去編はここまで。以降は七番街の天望荘にお引越し、セブンスヘブンを切り盛りしながらモンスター相手にティファ流格闘術磨いたり、マリンのお世話したりウェッジを太らせたり。そして20歳からまたティファの人生が大きく動き出すんですね。今更だけど7の登場人物みんな激動の人生だな…。
というわけでティファ編感想ひとまず終わります。
次回はエアリス編~お盆は確実に過ぎる~笑